見つけるとショックな白髪。原因を見つけて予防していきましょう。
白髪のメカニズム
まずはじめに髪の毛はどのようにして色がつくのか知っておきましょう。
毛髪は毛母細胞というのが養分を得て、細胞分裂を繰り返し毛髪を作ります。それが頭皮の上にでたのが髪の毛になります。
頭皮の中で成長する間に、色素細胞が作ったメラニン色素を取り込み毛髪の色が決まります。もともと毛母細胞の作る毛髪は白髪で、色素細胞により黒くなります。
つまり、色素細胞のはたらきが弱まり、髪を黒くするメラニン色素が作れなかったために白髪ができるのです。
原因
①遺伝・加齢
メラニン色素を作るときに必要な酵素・チロシナーゼは、加齢とともに体内から減っていきます。チロシナーゼが足りなければ、どれだけメラノサイトが健康なままであったとしても、スムーズにメラニン色素を作り出すことはできなくなってしまいます。
②生活習慣・食生活
不規則な生活や睡眠不足は、自律神経のバランスを乱します。自律神経は成長ホルモンの分泌や全身の血行などもコントロールしていますので、自律神経が乱れると新陳代謝や血行が悪くなり、白髪の原因となります。
白髪は食生活とも関係があります。健康な髪の毛を保つためには、ミネラルやアミノ酸、ビタミンなどが必須です。特にミネラルは、チロシナーゼが働くためには欠かせない栄養素です。
偏った食生活や無理なダイエットなどをしていると、これらの栄養素が充分に身体に行き渡りません。すると、年齢に関係なく白髪の原因となってしまいます。
③ストレス
白髪の原因としてはストレスもよく知られているでしょう。ストレスも自律神経の乱れを招くため、髪にダメージを与えることになります。
白髪が気になって悩むと、そのことがさらにストレスを生み出す原因ともなりますので、悪循環に注意したいところです。
④病気
胃腸疾患や甲状腺疾患といった一部の病気では、白髪を増やす場合があります。また、薬の副作用で白髪になることも少なくありません。
年齢というよりは、生活習慣やストレスなど他の原因に心当たりがあるのではないでしょうか?
白髪が増えるスピードを遅くしたり、増やさない対策など、できることはやってみましょう。
次回は増やさない対策をお話します☆